色鉛筆という画材は比較的なじみがあるもの、「色鉛筆画を本格的に始めるのは難しい?」「色鉛筆画に必要な道具は?」「色鉛筆画を上達させる方法は?」などの疑問を持つ方も多いのではないです。
色鉛筆画は、線で形を描き、色を重ねながら陰影を加えて進んでいく画法です。基本的な流れを押さえることで、イラスト風の絵からリアルな表現まで楽しめるようになります。
そこで今回は、初心者向け、色鉛筆画の必要な道具や描き方の手順、上達のコツを解説します。色鉛筆画を無理なく続けるためのポイントもあわせて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
色鉛筆画の特徴と魅力
色鉛筆画は、色鉛筆を使って線や色を重ねながら描く表現方法です。鉛筆に近い感覚で描けるため、絵が苦手と感じている初心者でも簡単、扱いやすい画材として大切にされています。
絵の道具やデジタルと比べて準備の手間が少なく、紙と色鉛筆があれば気軽に楽しめる点も特徴です。
ここでは、色鉛筆画ならではの魅力や他の画材との違いについてご紹介します。
初心者でも扱いやすい画材
色鉛筆画に必要な道具は、紙と色鉛筆だけで見分けやすく、特別な機材や環境を整える必要もありません。
初期費用も比較的安く抑えられるため、「まずは試してみたい」という気持ちで気軽に挑戦できます。画材店や文房具店で手軽に購入できる点も、始める際のハードルが低い理由のひとつです。
また、自宅の机やリビングなど身近な場所で気軽に始められる点も魅力で、空いた時間を使って少しずつ練習できます。

塗り重ねの表現の幅が広い
色鉛筆は、線で形を描くことも、色を塗ることもできる画材です。 輪郭線は最後まで残って、途中で慣れたり消したりしながら、面のつながりで形を見せて見えてきます。 毛並み・繊維・光沢の流れは、ストロークの方向(筆を動かす方向)を一定に進んで表現しやすくなります。
最初は色を決めるより、「紙に下を入れる」感覚で重ねます。明るい側から暗い側へ段階を作り、強く押しつけるのではなく、回数で先に進めるのがコツです。こうすると紙の目が潰れにくく、後から別の色を重ねて味を調整できます。
描き方次第で、やさしいイラスト表現から果物や花をリアルに描く表現まで幅広く対応できる点が特徴です。

失敗を回復しやすい
色鉛筆画は、薄塗りを意識して描くことで、消しゴムが使えればある程度色を調整できます。また、少しずつ色を重ねながら描くため微調整がしやすく、他の画材と比べて修正しやすい点も特徴です。
絵の道具と違う一度失敗してもダメージが少なく、初心者でも安心して色鉛筆画に挑戦できます。失敗を気にしすぎず、自分のペースで描き進められる点も、色鉛筆画が初心者にとって取り組みやすい理由のひとつです。
色鉛筆画に必要な道具・画材一覧
色鉛筆画を始める際は、色鉛筆と紙があれば描き始めることができます。特別な道具を考える必要がなく、日常の中で気軽に取り入れやすい画材です。
色鉛筆画を始める際にまず考えておきたい道具と画材は、以下の4つです。
| 画材名 | 解説 |
|---|---|
| 色鉛筆 | 油性と水性の2タイプがある |
| スケッチブック | 凹凸が大きいと色が入りやすく、重ね塗りしやすい |
| 消しゴム(消しゴム) | 下書きの修正や、ハイライトを作る場合も同様 |
| 鉛筆削り | 色鉛筆の芯を整えるときに使う |
大きくは油性(乾いたまま重ねて発色を作るタイプ)と、水性(水で溶けるタイプ)に分かれます。ただ、描き味を決めるのは「芯の硬さ」「紙への定着の強さ」です。
〇油性色鉛筆
油性色鉛筆は重ね塗りがしやすく、色に使いやすい場合に向いています。

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〇水彩色鉛筆
水性色鉛筆は水を使うことで、優しい雰囲気や絵の道具のような表現も楽しめる点が特徴です。

ホルベイン 水彩色鉛筆HWCP 24色セット WP192
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〇スケッチブック
スケッチブックは紙の材質により、書き心地に違いがあります。下記の「SM-LT Art Authentic スケッチブック ブリストルA5パッド」は、緩やかな材質のブリストル紙を使用しており、くせの無い線が描きやすいのが特徴です。

SM-LT Art Authentic スケッチブック ブリストルA5パッド
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「SM-LT Art Authentic ベイビースケッチブック ミクストメディア」は、程よい凸凹があるミクストメディア水彩紙を使用しており、少し摩擦感が強い書き心地なのが特徴です。

SM-LT Art Authenticベイビースケッチブック ミクストメディア
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〇消しゴム
色鉛筆画の消しゴムは、色をぼやかせる効果が強い練り消しゴムの使用がおすすめです。タッチの強さを色鉛筆で塗った後で調整できるのが強みです。

練り消しゴム(クラフト用)
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まずは基本的な道具を考えて、描きたい絵に合う色鉛筆を選んでから始めてみましょう。
【基本】色鉛筆画をきれいに仕上げる塗り方
色鉛筆画をきれいに仕上げるためには、いきなり完了を目指さないことが大切です。下書きから少しずつ色を重ねていくことで、全体のバランスを整えやすくなります。
ここでは、描き始める前の考え方と基本的な塗り方の手順と注意点を紹介します。
とりあえず下書きから始める
色鉛筆画では、いきなり色を検討せず、まずは鉛筆や軽い色で形をとることが大切です。最初に全体のバランスを確認しておいて、後から大きく描き直す手間を考えます。
下書きの段階で全体の形を整えておくと、その後の色塗りがスムーズになり、完成度にも影響します。

色を重ねてあえて出す
色鉛筆は、とりあえず塗ってから少しずつ重ねていくことで、色に使える画材です。 一度で色を決めようとせず、薄塗りを意識することで、自然な発色になります。
色を混ぜるというよりも、重ねて見せる感覚で進むことが、色鉛筆画の基本です。

筆圧で色の濃淡を表現する
色鉛筆は文字を書くときの鉛筆と同じように、筆圧で色の濃淡を調整できます。

一枚紙の凹みを作り、その質感を活かす描き方もありますが、初心者のうちは力加減を意識しながら描くことが大切です。

【応用】色鉛筆画をレベルアップさせるコツ・手法
色鉛筆画に慣れてくると、「思うように終わらない」と感じる場面も増えてきます。これは技術が足りないというより、表現の考え方に慣れていないことが原因の場合がほとんどです。
ここでは、初心者がまず使いやすいポイントを整理し、絵がうまく見えるための以下のコツを紹介します。
グラデーション:同系色を使って明暗を作る
単色で塗ると、形が単調に見えてしまうことがあります。同系色を使って少しずつ色を変えることで、色の境目がなじみやすくなり、自然なグラデーションが作れます。
明暗が見えることで考えるが生まれ、果物や花などのモチーフも実物のように立体的に見えるようになる手法です。

光の表現:白を残すことで光と立体感を表現する
色鉛筆画は、一部白を残すことで、光と立体感を強調して表現できるようになります。 全体を同じ色で塗ってしまうと平面的に見えやすいため、光が当たる部分を意識して描き進めることが大切です。
明暗を意識してつけることで、自然な陰影が生まれ、メリハリのある立体的な仕上がりになります。

ムラ塗りの解消:色鉛筆を直角叩いて塗る
ムラ塗りが気になる場合は、色鉛筆をやや立てて塗る方法が有効です。 芯の先を使うことで紙の凹凸に色が入りやすくなり、塗り残しを保留しながら均一に塗りやすくなります。

ただし、直角の状態で強すぎると紙が凹んでしまうため、力加減には注意が必要です。
ハッチング/クロスハッチング:面で捉えて立体感を出す
ハッチングは、面に対して平行または直角に線を引き、形を線ではなく面としての描き方です。

クロスハッチングは、線を越えて先のことで、立体感をより強調する技法です。

線の方向を意識することで、思考が伝わりやすくなり、陰影を表現しやすくなります。
平塗り:色鉛筆を寝かせてムラなく均一に塗る
平塗りは、色鉛筆を寝かせて広い面を描く技法です。何度もこすりながら色を繰り返しながら、紙の質感を相談しながら、ムラの少ない均一な仕上がりになります。
芯を立てて塗る方法に比較的と早いのは控えめですが、少しずつ色を重ねられるため、失敗がかかりにくい塗り方です。

混色:色を重ねて伝統を表現する
色鉛筆は、絵の具のように色同士が混ざり合う画材ではありません。

最初から強く塗りすぎると、後から色を重ねられません。色を塗る順番によって印象が変わるため、薄塗りを意識しながら重ねていくことが大切です。
【実践】色鉛筆画の描きやすいケース
色鉛筆画の上達には、選ぶことが重要です。難しい度の高いモチーフから始めるより、形や色がシンプルなものを選ぶことで、描き方や塗り方の基本を身に着けやすくなります。
ここでは、初心者でも挑戦しやすい問題を3つ紹介します。
果物・野菜:形や味がシンプルで練習に最適
果物や野菜は形が比較的シンプルで、色数も少ないため色鉛筆画の練習に向いています。 頼りになる形が多く、陰影や立体感を意識しやすい点も特徴です。

リンゴやバナナなど、身近なモチーフを選べば観察しやすく、色の変化にも気づきやすくなります。

完成まで描きやすく、初心者が成功体験を積み重ねやすいかと思います。
花:色の重ね方を学びやすい
花は、色のグラデーションや重ね塗りの練習に適したテンポです。花びらの重なりや明暗を意識することで、色の重ね方や立体感の出し方を学べます。同じ色の中にも珍しい色の違いがあるため、観察力を養う練習にもなります。
細部を丁寧に観察しながら描くことで、モチーフを見る力も自然と身についていくでしょう。
模写:リアルな風景を描く技術が身に付きやすい
模写は、写真を参考にしながら描く方法です。 実物が手元になくても書けるため、形を取りやすく、構図や影の付き方も分かりやすくなります。
光の方向や色の配置をそのまま写し取ることで、リアルな表現の基礎を学びやすい点もメリットです。
まとめ:色鉛筆画は「正解探し」より「積み重ね」が大切
色鉛筆画は、特別な才能がなければ描けないものではありません。下書きや重ね塗りなどの基本を押さえて、少しずつ描き続けることで、表現の幅は自然と認めていきます。
最初から完成度の高い作品を目指すことも、描く回数を重ねながら、自分なりの描き方や表現を見つけていくことが大切です。
身近な道具で始められ、じっくりと練習として楽しめる点も、色鉛筆画の魅力です。楽しみながら描き続けることが、結果的に上達につながる趣味と当然でしょう。

