二人の出会い
2人の出会いは2020年。もりがプロデュースしていた放課後等デイサービスの演劇公演にまっちーが演出として参加したことがきっかけです。三年間共に力を合わせて舞台に取り組みました。
そして、お互いにクリエイターということもあり、まっちーの「一緒に展示会をやろう」の言葉から始まり2022年から「ゆるたの展」を開催。
今では展示やライブペイント、グッズ販売などを通じて、お客さんと一緒に“ゆるっとたのしい”アートの場をつくっています。

「ゆるたの展」という名称にはどのような想いが込められているのでしょうか?
「ゆるたの展」は、もりとまっちーが“ゆるく たのしく”を合言葉に始めた展示会です。
お客さんに心から楽しんでもらうには、まず私たち自身も楽しむことが大切。
そこで、来てくれた人も私たちも自然体でゆるっと過ごせる、あたたかくて心地よくてたのしい空間をつくりたいと考えました。
そんな思いを込めて名付けたのが「ゆるたの展」です。
福祉施設の方々との触れ合いについてお聞きします。関わった方々にどのような影響を与えたと感じていますか?
もり:障害を持つ方々は日々さまざまな悩みを抱えていますが、舞台では特性や癖を役に生かすことで個性が輝く場になります。人前で声を出すのが苦手な子や騒いでしまう子も、稽古を重ねることで自分らしい表現を発揮し、成長していく姿を見てきました。
真剣に取り組む表情や臆せず舞台に立つ姿は、本人にとっても周囲にとっても大きな刺激となり、成長の一歩につながったと感じています。
まっちー:障害を持った方とは主に演劇を通して交流できたことが大きかったです。
指導する立場でしたが、逆にこちらが教えてもらうことの方が多く、心を解放すること、笑顔で仲間と関わること、それらは障害や人種といった垣根を超えてどんな人も輝いて生きるヒントがあると思いました。
活動を通して、「絵を描くこと」と「人と触れ合うこと」は、ご自身にとってどのような意味がありますか?

もり:絵でも舞台でも何か表現することは、夢中になれてわくわくする時間です。
作り上げた時は自信にもつながります。人と触れ合うことは、もともと内気な性格ですが元気や刺激をもらえる大事な時間で、自分では思いつかない発見があったりします。
どちらも私にとってなくてはならないもので、そんな世界を広げてくれたまっちーにとても感謝してます。
まっちー:演劇や音楽、絵画などは私にとっては自分の心の奥底にあるものを表に出す手段であり、生きることそのものにつながっています。
技術や人の評価ももちろん大切ですが、それ以上に本当の心の豊かさを支えてくれるものがアートだと思っています。
アートを通して人に触れることが人間理解を深める一番の近道のように感じています。
舞台でも絵でも、誰かが笑顔になったり心を開く瞬間が一番の喜びです。

